厭世百合日記

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『ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち』リーネちゃんの姉の物語

私が大好きなコンテンツの一つに「ストライクウィッチーズ」があります。

この作品の世界って結構広くて、テレビアニメや映画で取り上げられた第501統合戦闘航空団(ストライクウィッチーズ)と第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)の他にも、マルセイユが活躍しているアフリカであったり、ノベライズやドラマCDで最近人気を博しているノーブルウィッチーズであったり、様々な部隊が存在します。

私自身もまだまだ知らない世界が多くて、コミックやノベルで絶賛お勉強中。

そんな中今回読んでみて、これは素晴らしいと思ったのが『ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち』です。

ストライクウィッチーズファンであるならばぜひお手に取っていただきたい1冊です。

あらすじ

このストーリーの主人公は、501で活躍しているリネット・ビショップ(リーネちゃん)の姉であるウィルマ・ビショップです。

ある日、ウィルマはブリタニア南岸の小さな島・ワイト島へと渡ります。

そこにはワイト島分遣隊という部隊が展開されていて、彼女はそこへ配属されることになったのです。

時系列でいうと1944年のこと、つまり501部隊がブリタニアで活躍しているのとほぼ同じ時期ですね。

ワイト島で活躍していたウィッチたちは、隊長の角丸美佐以下、オストマルク出身のラウラ・トート、リベリオンから来たフランシー・ジェラード、ガリアではペリーヌのもとで戦っていたアメリー・プランシャールの4人。

そこにウィルマが加わって、総勢5人で戦っていきます。

しかしこの基地に配属されているのは、ベテランのウィルマを除いてまだ未熟なウィッチだったり、角丸隊長は怪我の保養生活であまり活発に動けなかったりと色々問題だらけ。

それに加えて、ウィルマはもうすぐ”あがり”(魔力が使えなくなること)を迎える時期であり、ワイト島をウィッチとしての最後の戦場と認識しています。

この場所で未来を担う世代の成長を促すため、ウィルマは積極的に隊員にアプローチをかけるのでした。

著者・しのづかあつとさん

『ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち』の著者は、しのづかあつとさんという方です。

同人活動をなさっているようで、TwitterやPixivでしのづかさんのイラストなども見ることができます。

そう、この名前どっかで聞いたことあるな〜って思って調べてみたら、同じストライクウィッチーズシリーズの『ストライクウィッチーズ 紅の魔女』もこの人のコミックだったんですね。

片翼の魔女たちも紅の魔女も、しのづかさんの素直なタッチのイラストとともに面白いストーリーが展開されます。

紅の魔女もとってもオススメのコミックなのでぜひ。

みどころ

このコミックのみどころは2つあって、まず一つ目が、「新入りが段々と部隊に馴染んでいく」様子が忠実に描かれているということですね。

このコミックに限らず、ストライクウィッチーズの世界に惹かれる最大の要因ってやっぱりキャラとキャラの繋がり、それと主人公によってチーム全体が良い方向に向かっていくストーリー構成にあると思うんです。

例えば、501部隊の場合は、坂本少佐に連れられてブリタニアにやってきた芳佳ちゃんが、隊員たちと、時には対立しつつも最終的にはみんなと打ち解けていきます。

その上で、「守りたいんです!」という自分の中にある確固たる信念を要所々々で隊員にぶつけていき、それが次第に他の隊員たちにも浸透していくんです。

 これこそがストライクウィッチーズの魅力。

長くなりましたが、今回の『片翼の魔女たち』も、そういった方針に沿いながら”ウィルマ・ビショップ”としての物語がはじまります。

そしてもう一つのみどころは、”あがり”を迎えようとしているウィルマが、未来ある隊員たちに少しでも成長して欲しいと思い続ける愛情の描写。

後半にはウィルマのシールドは、落下するコインですら受け止めることができなくなります。

自身の魔力減退を隠し通していたウィルマですが、未熟な隊員たちが一人前のウィッチとして活躍できるように彼女たちに寄り添う姿には、ウィルマの愛情を感じます。

私はその姿を、アニメのストライクウィッチーズ2での坂本少佐に重ねずにはいられません。

特に、フランシー・ジェラート(フラン)が自分の実力に自信を喪失したときに掛けた次のような言葉が印象的です。

「まだ出来るはずの子が途中で諦めるのとか私見たくないもの」

「あなたの可能性と未来は・・・きっと私が守ってみせるから・・・」 

この時点ではまだ隊員たちに自身の魔力減退のことを告げていないのですが、ウィルマの置かれていた状況を知ったあとで聞くと、結構深い言葉だと思いませんか?

そして最終的に他の隊員みんながウィルマの思いを汲み取って、今度はウィルマを助けるシーンにつながります。

王道ですけど、やっぱりこういう描写は見ていて熱くなってしまうものです。

まとめ

ダラっと書いてしまいましたが、とにかくいい作品。

TVアニメの2期で、坂本少佐に共感を覚えた人なら間違いなくこの作品も楽しめます。

なんせ私自身がそうでしたから・・・

最後のシーンは、妹のリーネちゃんを彷彿させる、アツいものだったのでそれも含めてぜひ読んでみてください。

あと、リーネちゃんのおっぱいは姉譲りだ、間違いない。