厭世百合日記

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ゆるふわ、そしてドキドキの百合が炸裂『ななゆり』

私が百合コミックを購入するかどうか判断する重要なファクターはやっぱり表紙の絵です。

熱帯魚は雪に焦がれる」とともに購入したこの一冊も、元々買う予定のないコミックだったのですが、さっと手にとって見ると絵がとても自分好み。

衝動買してしまった。

しかし帰りの電車で読んでみるとこれがめちゃくちゃこう、ワッとくる一冊。

なんというか、一言で言えばエモーショナル、そうエモい。

これぞ百合って感じの作風でした。

あらすじ

私と香遥は、小学校も、中学校も、高校も一緒の大親友。高校からは二人の関係に変化が?

帰り道にイチャイチャしたり、お部屋でイチャイチャしたり、お風呂でも・・・♡

 

ひのこと香遥の甘酸っぱい青春を描いた表題作『ななゆり』シリーズ全5作品に加え、気になるあの子に「かわいい」って言ってもらいたくてヤキモキしちゃう少女の純情を描いた『すきのひと』も収録。

爽やかで、甘くて、初々しい少女たちの想いが詰まったハートフルな短編集です。

 

裏表紙より

みどころ

「これが見たかったんだよ!」という場面がこれでもかと描かれています。

恋する少女の一挙手一投足や、2人で身体を寄せ合う描写。

どうして今までこの作品を知らなかったのかと嘆きたくなる。

書いている今でも興奮、ドキドキが止まりません。

実に魅力的な百合のシーン、そして忘れちゃいけない女の子の可愛らしさが全面に押し出された描写、これは名作であると町中の人100人に布教したいレベルです。

 

さて、具体的なみどころをば。

『ななゆり』は前半と後半とで登場人物が変わる2部制です。

前半は、ひのこと香遥のお話。

まず出だしから最高で、いつもは積極的に香遥に絡んでくるひのこがとてもしおらしくなるところから。

このシーンのひのこの女の子らしい可愛らしさ全開の描写にもう引き込まれますね。

そして香遥もひのこの気持ちに気づいていて、お互いに赤面する・・・。

この一連の場面でもう既に我々読者はこころを鷲掴みにされているわけですよ。

百合作品の核心とも言えるポイントを全面に押し出してくるんです。

そこから2人のイチャイチャな毎日が始まりますが、こちらも中だるみのない描写が魅力的。

読んでいる我々が「わー!!!」って叫びたくなるくらい、熱いキスと抱擁の連続。

ああ、これ。これこそ百合。

きっとこれを読んだあなたは、脳が溶ける感覚を覚えることでしょう。

個人的には抱擁の描写、というより女の子同士の身体の密着に非常にエロスを感じるのですが、そんな私にとってこの一冊はマジで殺人レベル。

凶器、いやドラッグというべきか。

後半は登場人物が変わって、鈴と千尋の物語となりますが、かなり前半のストーリーの韻を踏んでいる感じでこちらも読んでて楽しめます。

やっぱり入浴シーンは最高だぜ。

 

あともう一つ。

『ななゆり』は2人のふるふわな日常を描いている作品ですが、時々ドキッとする、きわどいというか刺激的というか、そんな場面もあるのもみどころです。

いや~、これが意外とぶっ飛んでて面白い。

例えば中盤で、香遥とひのこが授業中の寂しさを解消するためにと互いのパンツを交換して履くシーンが有るんですよね。

・・・これだけでドキドキしてきませんか?

もう、読んでて幸せ。

尊すぎる。

こんな風にドキドキの目が離せないシーンも楽しめます。

まとめ

みどころを書いているとまた読みたくなってきました。

とてもドキドキします。

それぐらい完成度の高い一冊です。

買った時は『ゆりゆり』のような作品なのかなと予想していたのですが、あれとは作風が異なっていますね。

百合作品は大きく分けるとストーリーを楽しめる作品とひたすら可愛らしい描写を楽しめる作品の2種類あると思ってるんですが、この作品に関しては後者の筆頭に出してもいいレベルです。

読んでいる時の感覚としては『百合百景』と似た感じ。

百合好きの皆さんにはぜひ読んでいただきたい一冊です!!!