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祝・アニメ化!『やがて君になる』のあらすじやみどころなどを紹介します【おすすめ百合作品】

こんにちは、せきぞらはるかです。

百合作品の紹介や分析を行っています。

さて今回は、今百合界で最もアツい作品と言っても過言ではない『やがて君になる』の紹介です。

2018年冬にアニメ化され、色んなメディアで話題となったので名前を聞いたことある人も多いはず。

しかし、「結局これってどんな作品なの?」「そもそも百合って何?」って思っている人も少なくないんじゃないでしょうか?

今回は「やが君をもっと知りたい!」という人のために、「やが君」のあらすじやみどころなどを簡単にご紹介します!

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どんな話?

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える新入生・小糸侑は、生徒会の先輩・七海燈子が告白を受ける場面に遭遇する。

誰からの告白にも心を動かされたことがないという燈子に共感を覚える侑だったがやがて、燈子から思わぬ言葉を告げられる。

「私、君のこと好きになりそう」

1巻裏表紙より

百合とは

「百合」とは一体どんなジャンルなのでしょうか。

女の子同士のトクベツな関係を描いた作品を一般的に「百合」というふうに呼んでいます。

一般的に、というのは実は「百合とはこうである」って言う明確な定義があるわけではないからです。

つまり、あなたが百合だと感じたものが百合ということ。

そして作品によって描かれている百合は千差万別。

いろんな作品にふれることで、いろんな百合的知見を得ることが出来ます。

今回紹介する『やがて君になる』にも、きっとあなたにぴったりの百合があるはずです。

こんな人におすすめ

  • 百合の世界にちょっと触れてみたい人
  • 深くて読み応えのあるストーリーが好きな人
  • 制服の女の子の百合を楽しみたい人

みどころ

挙げだしたらキリがない「やが君」の魅力。

今回はその中でも「これだっ!!!」って思うポイントを3つご紹介します。

ぜひチェックしてみよう!

小糸侑という女の子

まずは主人公の小糸侑という人物の持つ魅力にせまっていきます。 

小糸侑は、「誰かを特別だと思う気持ちがわからない」という非常にユニークで、でもどこか共感を覚えてしまうような設定を持つ女の子。

小糸侑の先輩・七海燈子はそんな小糸侑の人格に惹かれて、告白します。

小糸侑はそんな七海燈子の気持ちに理解を示しつつ、彼女のもとにいることを決意しつつも、小糸侑自身は七海燈子に対して何ら特別化感情をいだかないのです。

 

基本的に『やがて君になる』は小糸侑の視点から物語が進んでいくので、要所要所で彼女の思考・価値観を伺うことができます。

ずるい

七海先輩はわたしと同じだと思ってたのに

手を握ったくらいでそんな顔するなんて

先輩はもう特別を知ってるんだ

わたしもそっちにいきたいのに

小糸侑

「好き」という気持ちを知らない小糸侑が七海燈子との交際を通してどのような変化を見せるのか、注目しながら読んでいきたいところです!

二人の距離感

とにかく小糸侑と七海燈子の関係が独特すぎるんですよね。

七海燈子はそれまで「誰かを好きになる」って感覚がわからなかったんだけど、新しく入ってきた後輩・小糸侑が実は自分と同じ「特別を知らない」ことを知って、小糸侑に対してはじめて「特別な気持ち」を知って告白して・・・。

って書いているだけでわけがわからなくなりそう!

つまるところ、見るからに恋人な二人だけど実は気持ちは七海燈子から小糸侑への一方通行で・・・って感じです。

 

しかし小糸侑としても七海燈子に選ばれて一緒に過ごす時間は嫌いじゃないのです。

そしてそのうちに「先輩を好きになりたい」と思い始めます。

でもどう頑張ったってそう簡単に気持ちが動かなくて・・・。

それに七海燈子を好きになってしまうと、彼女は小糸侑と一緒にいる理由がなくなってしまうのです。

このジレンマも、物語が進むに連れてどう作用するのか、見ていきたいところ。

個性あふれるキャラクターたち

『やがて君になる』は小糸侑と七海燈子の二人の関係に主軸をおいた物語ですが、彼女たちを支え、突き動かすのは周辺のキャラクターたちです。

中でも、1年生のときから七海燈子の隣にいて誰よりも彼女のことを知り尽くしている佐伯沙弥香と、小糸侑と七海燈子の関係を傍観者として眺めて楽しむ槙聖司の二人は、作中で特に存在感を示しているキャラクターと言えるでしょう。

 

佐伯沙弥香は、七海燈子を一番そばで見守ってきた存在です。

そしてその胸のうちには決して表には出せない想いを秘めています。

今の関係が壊れるぐらいならこのままでいいんです

あの子は一番の友人として私を必要としてくれるから

そばにいるために本当の気持ちを隠すのは卑怯でしょうか・・・?

佐伯沙弥香

佐伯沙弥香は七海燈子の第一の友人であり、それゆえに小糸侑のように、彼女という存在に踏み込めない・・・

二人とは一歩距離をおいた人物ながら、自身にも物語性を秘めている。

佐伯沙弥香はそんなキャラクターです。

 

一方の槙聖司も二人の関係を見守る存在でありながら、その本質は佐伯沙弥香とは大きく異なっています。

僕は客席にいてただ舞台の上の物語を見ていたい

見つけた新しい物語

僕だけが知っている秘密の演目

一番近くで観ていたい

特等席で大事に見守らなきゃ

槙聖司

佐伯沙弥香と違って槙聖司は、二人に対してどこまで部外者でいられるところが特徴です。

決して二人の関係に割って入らない、というより割って入る理由がない。

外からじっくり二人のなりゆきを見ていたいという欲求は、どことなく読者自身の姿勢に重なるところがあると思いませんか?

まとめ 

以上、ダラッと「やが君」のみどころを書いていきました!

とにかく「やが君」って話が深いんですよね。

ストーリーに散りばめられた様々な伏線、そしてワンシーンごとに移り変わるキャラクターの心情、それらがすべて巧みに描かれています。

読み応えのある作品で、読後の満足感は半端ないはず!

ぜひ読んでみてください。

以上、『やがて君になる』の紹介でした。