厭世百合日記

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【おすすめ百合漫画】『徒然日和』のあらすじやみどころなど

表紙に釣られたのが半分、それに裏表紙に書かれたあらすじが非常に私好みの内容だったので思わず買ってしまった『徒然日和』という漫画。

こういう、場面を意識した表紙っていいよね。

他の作品とは違った、「これは当たりなのでは!?」という雰囲気を演出しているし、いろいろと妄想を掻き立てられるし。

「お、いいね」と思わず手にとってしまうものだ。

しかしもちろん表紙だけでは終わらず、そのストーリーもとてもgood.

ワクワクしながら読むことが出来る作品なのでぜひ皆さんにも紹介したい。

 

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あらすじ

友達以上恋人未満な女子高生4人組が送る、田舎のまったりスクールライフ。

特別なことは起きないけれど、この日々はきっと”とくべつ”

 

1巻裏表紙より

 

田舎という舞台

喧騒な都会から離れた、のどかな町で女の子4人がゆるやかに過ごす・・・。

まず私はこの作品のコンセプトに好感を抱いた。

私のような生粋の都会人からすると、のどかな田舎を舞台とした物語って結構惹かれるものがある。

なんというか、日常なんだけど新鮮味にあふれる感じがするからだ。

さて、この作品は主人公・花村小春が、高校の入学式で小学校時代の友達である白月真冬と偶然再会するところから物語が動き始めるのだが、実は白月真冬は東京から来た女の子。

初めて見る都会っ子を前に花村小春の友達2人は興奮気味だが、白月真冬もまた今までとは違う日常に対して胸を躍らせている。

私の知ってるお花見って人混みだらけだったから・・・

なんだか全然別のものみたい・・・

・・・本当にきれい・・・

4人で、誰もいない山の中腹で花見をした時のセリフ。

のどかな田舎町にはそこにしかない日常がある。

花村小春らにとって、このような桜の光景はごく当たり前のものでも、白月真冬にとっては新鮮そのものであった。

『晴れの国のあっぱれ団』なんか読んでても思ったんだが、作品舞台が地方や田舎であるほど、キャラクターたちの日常にお邪魔している感を味わえていい。

それに、自然を背景に戯れる女の子も画になるしね。

 

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ずっと眺めていたい、このやりとり

本に巻かれた帯に「読んだらきっと好きになる(その下に小文字で「日々に疲れたあなたに、癒やしの百合をお届けします」)」って書いてあったが、まさにそのとおりだ。

なにが好きになるってこのメイン4人のキャラクターの戯れ。

そしてそれぞれのキャラクターの個性が100%しっかり出ていて、「あ、この子はこういうキャラなんだ」というのがだんだんと分かってくる。

日常へとお邪魔するからには、キャラクターたちの人となりをわかりたい。

わかって初めて作品を楽しめるというものではないか。

そういう意味で、この作品はキャラ同士のやり取りの中で彼女らの個性が存分に発揮されているので読んでいて楽しい。

 

もちろん百合的側面もところどころで描かれていて、例えば花村小春と白月真冬が雨の日に相合い傘をしていい雰囲気になる、とか。

「・・・はるは雨ってすき?」

「えっうーん・・・あんまり多いと困っちゃうけど・・・

でもわたしは雨もすき・・・かな」

この場面は、降りしきる雨の情景や小春と真冬の表情描写も相まって非常に印象的なのでぜひ読んでその雰囲気を味わってほしい。

やっぱりこういった「二人っきりの世界」を演出するのに田舎というのは、すごくマッチする舞台だと思う。

 

まとめ

「こんな日常が読みたかった!」と思わずにはいられない作品だった。

全体的に作画が大変素晴らしくて、まずそれだけで田舎舞台というのを大いに楽しむことが出来る。

内容についても、基本的には4人でわいわい盛り上がる感じで進んでいくんだけど、時々二人っきりの静かな時間も描かれていて、これもいい。

小春と真冬にしろ、七椰と実里(共に小春の友達)にしろ、お互いがお互いを思っているってのが伝わってくる。

雨の日に部屋でまったりと過ごす2人だったり、駅の待合室で手を握りながら列車を待つ2人だったり、本当に雰囲気作りがうまくて魅了されてしまう。

ぜひ続きが読みたい。