厭世百合日記

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【おすすめ百合漫画】なでしこドレミソラ

最近はすっかり百合作品に触れる時間も減ってしまっていたが、今回久しぶりに新しい漫画を買う機会があったので、前からちょっと気になっていた『なでしこドレミソラ』を選んでみた。

とてもいい作品だったのであらすじやみどころなんかを簡単に紹介していきたい。

 

 

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あらすじ

少女達を魅了する和楽器の世界――!! 卒業文集で不名誉な三冠を獲得する地味な中学時代を送ってきた音古間美弥。 高校ではイメチェンを図り"変わりたい"と願った美弥は、 竹海陽夜との出会いをきっかけに和楽器の世界へと踏み出す――!! みやびあきのが圧巻の筆致で贈る和楽器ガールズバンドストーリー、注目の第1巻!!

芳文社HPより

 

和楽器・・・?

和楽器というテーマがとても新鮮。

というより普通に生活していたらまず馴染みのないコンテンツだ。

作中で主人公たちが言っているように「地味そう」「じじくさい」なんてイメージをどうしても字面から持ってしまいがちだけど、読み進めていくうちにその認識が誤りだと気づく。

なにやら「和楽器バンド」なるものを結成したいらしく、楽器の練習やメンバー集めなどにひたむきになる女の子たちがそこには描かれている。

和楽器とバンド。

音楽に馴染みのない我々からするとあまり結びつかない2つの言葉だが、調べてみると本当にそういうジャンルがあるらしい。

例えば・・・として紹介したいのが以下の動画。

www.youtube.com

作者のみやびあきの先生が1話の和楽器演奏の場面のイメージとして挙げていたものを探してきたものだが、「おしゃれ」で「かっこいい」ものだと思わないだろうか?

うつくしく

たおやかに

凛としていて

花のごとく

鳥のごとく

他の楽器も合わせると最っ高にかっこいいんですよ

竹海陽夜

こういうのを女子高生が演奏しているというのは想像するだけで、浸れる。

 

新しい経験を一緒に「楽しめる」作品

高校生になった主人公が心機一転して新しく何かをはじめる・・・。

物語の駆け出しとしては割とどこでも見かけるような展開だ。

キャラクターたちが一念発起して新しい経験を掴む描写は、読み手側としても少なくない刺激をうけ、「私もやってみたいなあ」と漠然ながら引き込まれる。

誰しもが一度は持ったことのある感覚ではないだろうか。

まあ大抵は始めてはみるものの、なかなか思うようにいかなくてすぐにやめちゃうんだけど・・・。

そしてそこで気づく。

我々が持っていた憧れは、新しい経験そのものにではなく、登場人物たちが何事にも「楽しんで」挑戦しているところにあったのだと。

そういう点で、『なでしこドレミソラ』に出てくるキャラたちは和楽器に対してどこまでも前向き楽しそうだ。

真っ直ぐに三味線に向き合う主人公の音古間美弥や、脳天気だが理想の実現にむけてその行動力を発揮する尺八吹きの竹海陽夜をはじめて、みんな和楽器への素直な情熱をぶつけている。

そしてときに馬鹿をやって笑い、ときに仲間を励まして・・・。

読んでいるこちらもなんだか楽しくなってくるような作品だ。

人って

どうでもいいことには無反応なんですよ

私今まで何かを好きになったことがなくてですね

それで「普通に」緊張したこともなかったんです

だから

なんだか嬉しくて・・・

音古間美弥

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まとめ

同じきらら系で楽器モノということで、私が大好きな『けいおん!』と重なるところもあったけど、方向性は違うものだと思っている。

けいおんでは、作品世界が1話にしてすでに完成されていたけれども、『なでしこドレミソラ』は竹海陽夜の世界が、主人公の音古間美弥を巻き込みながらだんだんと広がっていく構造になっている。

また、こちらのほうがより「和楽器」というテーマが全面に出ているほか、作中の音色を独特な描き方で表現されているように、楽器そのものにかなり焦点が置かれている気がする。

「和楽器」というテーマの新鮮さもあってとても面白いと思う。

2巻以降も早く読みたい・・・。